ファミマのメルティショコラ
こんな時間に何食ってんだ
ファミマのメルティショコラ食ってんだ!
カロリーは暴力的な350kcal!!
背中の肉が気になりだした女に突き刺さる現実!
これ、1週間前にも買ったんだ。
食感皆無で流動食だな。
リピートはなしだ。
そう言ってた。
なんでコンビニでお願いしまーすとか言って買っちゃってるんだ???
なんでこんな時間に食べてるんだ???
食べたい時に食べたいものを食べるのが私の健康法なのでそこは置いといて。
食感皆無だけどこのショコラ、とにかく美味しい。
ただ甘いんじゃなくてちゃんとショコラの甘さ。
口の中で溶け切った後は余韻を引かないので甘さで食べられないとかはない。
ショコラの風味を口に入れた瞬間だけ楽しめる。
でも次の瞬間には跡形も残さない。
すぐに消えてしまうショコラの存在を確かめるようにまた口に運ぶ。消えてしまう。運ぶ。消えてしまう。
ショコラの正体が掴めぬまま私の腹にカロリーが溜まっていく。
ファミマのメルティショコラ、おすすめです。
ショコラ飲んで冬支度。
「シャーロック・ホームズ 緋色の研究」コナン・ドイル 感想
ミステリーも推理モノも嫌だ合わないって今まで読んでこなかったんですが、どうして自分はシャーロック・ホームズなんて開いてるんでしょうか。
はい、大人気アプリゲーム「Fate/Grand Order」通称「FGO」の影響ですね。
エレナ・ブラヴァツキーがうちの主戦力であるのにいつだかの水着イベで唐突にホームズにエレナをいじめられてクッソコイツ…!となってたところ
第二部が始まってからまんまと運営の策に転がされました。
ロマニがいないのに第二部でサーヴァントの皆がいなくなってダ・ヴィンチちゃんもあんなになってしまって心細さ極まれりというところにホームズの再登場ですよ。
ホーームズ!!!
この再登場にどんなに心強さを感じたか。
いつもそばにいてくれて自分を支えてくれてた自分の精神支柱の一部であった面々が次々いなくなって心身共に弱りきっていたところにこの登場は姿を現してくれただけでも励みになります。
そんなわけでまんまと運営の手に乗ったわけです。
すっかりホームズが好きになりました。
ついでにミステリーとか推理とか人が死なないと物語が始まらないなんて三流作家じゃないかなんて考えであるわけですが、そのジャンルの代表作であろう「シャーロック・ホームズ」を自分は食わず嫌いで読んだことがなかったなと。
せっかくFGOきっかけにホームズ好きになったんだから読んだことなかった「シャーロック・ホームズ」を読んでみてもいいんじゃないかと。
それでだめだったらこのジャンル金輪際読まなくていいよねなんてわけで買いに走ったわけです。
端的に言って
めちゃくちゃ面白かった!!!!
頭の悪い感想が先に来るほどには面白かったです。
人を見ただけでどんな人か来歴からついさっきまで何をしていたかまで観察ひとつで見抜いてしまうシャーロック・ホームズの観察眼に脱帽です。
靴底の跡や足幅でその人の身なりや身長がわかったり、煙草の灰でどこの銘柄かわかったり、そういうところも判断のポイントになるのかと読んでてワトスンくんと一緒に興奮を掻き立てられました。
知識や観察学ないし分析学を物語として仕立て上げて、読み手に新たな分野への興味を引きつけた作品だなと。
今の自分でも、持ってる知識や分析をもとに何かを読み解けるかもしれないと思うと、いつも何気なく見ている日常の風景や人の動作を注意深く見るようになってそこで初めて気付く発見がきっとあって、その体験があるからもっと何かを知りたいって思うようになる、子どものうちに読んでたら間違いなく自分の身の回りに関心を持つきっかけになっただろうなと思う。
このシャーロック・ホームズはたしかにすごい。けれど、そのすごさを紐解いてみると、微細な箇所を蔑ろにせずひとつひとつの事実を拾い集める地道な作業の連続の末の集大成であって、シャーロック・ホームズが超人的な能力の持ち主で特別だからというわけじゃない。
まさに千里の道も一歩からを実践してきたが故の成果であって、その地道な努力が今花開いてきたんだと感じさせられる。
「緋色の研究」はシャーロック・ホームズの努力の道筋であって、これからの私たちの道筋でもある。シャーロック・ホームズは私たちの先駆者なんだと、思わず人の靴底とその持ち主を見比べてしまう。
読書家の知り合いに、ミステリーとか推理もの嫌いすぎて原点の「シャーロック・ホームズ」を読んでみたら面白すぎてみんなの言う面白いが理解出来た、と報告したら
「私はまだ読んだことがない」と言われてしまった。
私よりも長く生きてかつ読書家なのに、王道である小説を機会を違えて読まずに通り過ぎてしまうことも往々にしてあるもんなんだなと、日本の近代作家をほとんど素通りしている遅読読者としては勇気づけられる返答をいただきました。
考えてみれば世の中には多くの本が生み出されているのだから、示し合わせてもいない他人同士が偶然同じ本を手に取って感想を言い合えるなんて奇跡みたいなことだなと。
最近の話題作や有名な本ならその確率は上がるけど、それでも読書家さんに有名な本のネタを引っ提げて登場してみても、その人の別の作品は読んだことある、なんて言われるばかりで同じ本を読んだことがあるなんていうのはめったにない。
初見で読んだことある本が被るなんて有名な本であっても本当奇跡みたいな割合なのかもしれない。
単に私の本のレパートリーが少ないとかいう悪口はやめてください。
現在積ん読中です。
「シャーロック・ホームズ」、小さい頃に読めばよかったなんて思いません。
手に取ったその時が自分に適したタイミングだったんです。
アプリゲームがきっかけとはいえ、それがきっかけで何か別のことに手を伸ばすきっかけになるんだからなんでも手を出すに限る。
アプリゲームの「Fate/Grand Order」おすすめです。
ぬるゲーマーの世界史麻痺の自分がここまで手を伸ばせた功績は大きい。
「火車」宮部みゆき ちょっと感想
なんでだかミステリーも現代モノも嫌いな私なんですが
いい加減有名作品くらい読んでみたらってなって読了に至りました。
読んでて思ったこと。
あれ、現代モノなのになんだか風景描写が古いな?でした。
それもそのはず。
舞台は平成2年とかそこいらで、ちょうど私が生まれるかどうか辺りです。
物や流行だけでなく風景そのものも昭和から脱却し、平成として新しい風景に書き替えようといった転換期のような時ですよね。
ものの移り変わりが見て取れるような描写でした。
今は平成29年で、昭和の匂いがしない、完全に平成の世として成り立っている今だからこそこの描写に目が行くんだろうなあと思います。
固定電話を使って話すところもそう。
今じゃ固定電話なんて個人ではほとんど使われてない。
持ち運び出来る携帯電話ですね。
なんなら連絡だってメールという電子のお手紙使うからね。
ここ30年の移り変わりを見下ろして見てるような気持ちでした。
人物設定。
養子をとってるなんて、これは今でも珍しいような?
周りではあまり聞かないし、
小説にも出てきたように養子だって周りに知られると陰でいろいろ囁かれる。
これは今でも変わってないような。
先日、同性カップルが養子をとったっていうニュースを聞いた気がする。
当事者達は何も自分達のことを可哀相だなんて思っていないのに、周りが勝手に子どもが可哀相だと野次を飛ばしていたそうで。
技術が向上して暮らしは豊かになったのに、人の心というか内面は何十年経ってもそう変わるものではないようですね。
外面は変えようと思えば目に見える形で変えることが出来るけど
内面は見えづらいから気付こうとしないと気付けなく、気付けばそのまま停滞していたなんてことがよくあるよくある。
やっぱり人間だなぁ、僕ら。
この小説、面白いかどうかは私にはよくわからない。
そもそもあまり読書をしない人間で読むと言っても歴史小説ばかりだったものだから、いきなり苦手としているミステリーと現代モノだから判断出来ないのは仕方ないかなって。
それよりも700ページちゃんと読んだ自分偉いなってまずそこをとてもとても褒めたい。
そして金融ネタって複雑なはずなのでよくこれを理解して上手く小説として書き上げられたなってその手腕に終始脱帽してました。
「逃げ恥」6話 感想
毎度毎度、このドラマは面白すぎますね。
ついに録画し始めたんですが、
今週は大正解。
面白すぎて巻き戻しを何回したか(笑)
6話は平匡とみくりが温泉旅行に行くお話です。
2人は結婚しているということになっているので当然同室。
同じ部屋で女性と一緒に眠るというミッションをプロ独身の平匡はどうクリアするのか、必見の回でした。
みくりと一緒に寝なければいけない夜が不安だと平匡は職場仲間の日野にこぼしたところ、イイモノを貰いました。
そう、精力剤マムシドリンク。
それを旅館に着いてから開けて狼狽える平匡。
様子がおかしい平匡に探りを入れるみくり。
みくりが飲み物を買いに行ってるスキに何故かマムシドリンクをベッド(ダブル)に隠す平匡。
何故そこwww
そのまま鞄にしまえばよかったじゃんと誰もが思いましたねw
なのであっさり見つかりかけます。
そこをものすごく何か深刻な虫が入ってるということにした平匡。
みくり「虫なんですよね?」
平匡「マァ…ムシです。」
苦しいかわし方をしてくこのやりとり(笑)
フロントに連絡しようと電話をするみくりの後ろで平匡は動きます。
すっとマムシドリンクを取り出し、自身を滑らせ、それを滑らせチェストの足の下にゴーール!!
何事もなかったかのようにベッドを整え、棒読みで「あ、逃げました」と。
平匡の華麗な滑りとこの棒読み演出、是非見ていただきたい。
そしてこの直後も大変面白い。
平匡の動揺っぷりが最高です。
この演技、素晴らしい。
色んなハプニングやらミッションやらがあり、大変な温泉旅行を過ごした2人。
平匡は無事ミッションを終えることが出来た安堵感となんだかんだ楽しかったという満足感で晴れ晴れとした様子。
対して、みくりは、自分の性格が災いしていつも人に嫌われてしまうこと、平匡は優しすぎるから自分が言うことはちゃんと対応してくれるけど、平匡からは何もない、という天秤が合わないことに悲しさと虚しさを感じているよう。
帰りの電車の中、いつまでもこの電車が着かなければいいのに、とお互い同じことを思っているのにその心境は全く違う。
切ない対比ですねえ。
と、いうところで今週は終了!
笑いありありの話でほんと面白かった。
もう毎回思ってるけど
なんでガッキーはあんなかわいいの?
どうしてあんなにかわいいのか全然よくわからなくてキョトンって顔しながら時折ガッキー見つめてる。
どうしてあんなにかわいいって思うんだろ。
制服姿もほんとかわいかった。
こんな子彼女に出来たら幸せだよね~って。
来週も楽しみですね!
ほんと珍しく待ち遠しいドラマでうきうきです。
『逃げ恥』1話 感想
TBS 毎週火曜22時~
『逃げるは恥だがためになる』
ってタイトルでしたっけ。
珍しくドラマにハマってます。
毎週火曜が待ち遠しいくらい。
1話、です。
初め、逃げ恥なんてドラマ知らなくて。
たまたまテレビをつけたら情熱大陸?がやっていて、就活難に苦しむ可愛い子がテレビに映っていて。
こんな可愛いくて優秀な子をクビにして、ちょっと出来ない子の方をとるなんて企業は馬鹿なんじゃないかと。なにをやってるのかと憤りを顕に見てました。
が、
まさかのドラマの演出だったという。
たしかに節々これほんとに情熱大陸か??みたいに思ってたけど
それ以前に女の子が可愛すぎて情熱大陸かドラマかなんて正直どうでもよかった。
そしてこの女の子どっかで見たことあるって思いながら1話をずっと見てた次第です。
どうやら新垣結衣だったようですね。
って、自分知ってんじゃん!
中学ぐらいに見てた雑誌にたくさん載ってて超好きだったじゃん自分!ってなりました。
ガッキーめっちゃ好きでした。
可愛いのに媚びてないハツラツとした感じがとってもよかったモデルさんです。
……思い出補正かかってないよね?
なにも調べてないからその辺あやふや。
今は立派に女優さんしていらっしゃるのですね。かわいいです。
そんなガッキー演じるみくりさんのノースリーブの腕の白さにやられた私です。
腕の白さに爽やかな艶めきを感じて釘付け。
きっと平匡さん(合ってる?)も同じように思っていたことでしょう。
1話はひたすらみくりさんのノースリーブ姿にやられていたのでろくな感想が言えません。
そして幾度となく盛り込まれる情熱大陸等々のパロディに騙されて、いい加減私を騙すのはやめるんだ!とちょろい私はパロディ攻撃を認識するのに精一杯でした。
このドラマは高学歴女子の就職難とかなかなか重苦しい設定が土台にあるのにどうしてこう爽やかコメディなのか。素敵ですな。
おばのゆり子ちゃん?も結婚をしていない、管理職についているキャリアウーマン。でも結婚に対してコンプレックスを持ってるっていうのにこのコメディタッチ。
まるで未来の自分を示唆されているようで冷静に見ると泣けてきますがそんな設定もなんのその。
このドラマは受け容れられ易い人物達で占められているようですね。
というか演出が変に深刻にしないで風刺のように混ぜているからがだいぶ大きいのかな。
ブラックジョークの域ではないでしょうか。
そこがまたよい。
みくりさんのノースリーブにノックアウトすぎて頭悪い感想ばっかりです。
だって素敵だった。
また見よう。
舞台「戦国無双」~四国遠征の章~ 感想
脚本:米山和仁
演出:吉谷光太郎
こちらの舞台を7/3(日)13:00~で観て参りました!
千秋楽では、ニコニコで生放送もやるということで、チケット購入をし、タイムシフトで7/18にもう1回じっくり観させていただきました。
結論から言うと、
大変面白かったです!!!
特に演出方法とアンサンブルが見ものでした。
こういう舞台のつくり方があるんだなぁと観劇経験の浅い自分は本当に演出の仕方に驚くばかりでした。
自分はグッズ欲も円盤欲もないので、今回もそういったもの一切買わないつもりでした。
が、舞台の演出に恐れ入りすぎて気付いたらDVDの予約をしてました。
今までどんなイベントも円盤は買ったことなかったんですがねぇ。
それどころか、ニコ生のチケットも購入したことに驚きですよ!
あ、ちなみに前回の関ヶ原の舞台は私観てません。
と、この記事を7/20~ちんたら書いてた私です。
では、感想。
始まりは舞台で武将みんなが横たわっているところから。
その真ん中に謎の法師(仲田祥司)が立ち、シャンシャンと錫杖の音に合わせて武将たちが起き出し殺陣OPとダンス。
この謎の法師はゲームには出てこない役なんですが、これがまたいい。
薄汚れた白い装束で、笠を被ってて顔が見えず、片手は後ろに隠してもう片手は錫杖を握ってる。ぬったり鷹揚に歩くかと思えば、くるくるとダンスで魅せてくれる。
胡散臭さ満点の素晴らしい役どころ。(かなり褒めてます)
歩き方や立ち振る舞いが本当に胡散臭くて感嘆致しました。
若い人にありがち(だと私は思ってる)な、役に関係なく、如何に自分をかっこよく見せることが出来るかって自己主張ばりばりな人が多い印象があるんですが、この役者さん「自分」ではなくこの「役」を忠実に演じておられたなあと。
また、敢えて顔を見せない演出が一層この役の独特な雰囲気を引き立たせてくれてよかったなと思います。
序盤あたりで、みんながはけてこの法師一人だけになるところがあるんですけど、
一人でずっと踊り狂ってるんです。
セリフもなくただその場で笠で顔を隠した怪しげな法師がくるくると踊り狂う様を、呆然とただ見つめていたんですが、またそれも異様な雰囲気を醸し出していて
あ、この人見たいから円盤買お。
ってなりました。
思いがけないところでやられましたね。大した伏兵です。
そしてニコ生チケット買ったのも、すぐにでもまたこれが観たかったから。
なのにそんなに映してくれてなくてがっくし。
……円盤には……ありますよね……?
最初の時にキャラ紹介よろしく殺陣OPがありまして、こちらは一人一人の殺陣を見ることが出来、ゲーム中のチャージ攻撃やキメ台詞があって、無双のキャラだ~~!って無双の世界に入り込める心地がしました。
再現率がすごかったです。
吉継は、公式の身長設定が自販機と同じ高さだそうで
吉継見るたび「自販機…」って思うようになってしまってるのですが、
舞台吉継(和田雅成)もヌッと立ってる感じが「自販機…これが2.5次元自販機…再現やばい」とか感心してました。
隆景(荒牧慶彦)は、「あれ、無双の世界からそのまま抜け出してきたのかな??」と思ってしまうくらい顔から雰囲気から振る舞いから仕草みんなが似てました。
立ちポーズも片足ちょっと前に出して、剣を持つ手はそのまま下ろすのではなく少し斜めに広げた感じで顔は微笑を浮かべる。通常ポーズの隆景そのまんまですね!
ご本人も無双好きだそうで、きっと細部に至るまで丹念に研究してくださったんじゃないかなって嬉しくなりました。
ストーリーは、自分の求める主君探し中の左近(山仲勇輝)と高虎(秋元龍太朗)の会話の回想として進んでいきます。
太平の世を目指した光秀(仲田博喜)。友のために戦うと誓った元親(渡辺和貴)。
才ある者は孤独だと厳島の戦いに取り残された元就(猪野広樹)。
才ある者同士は解かり合えると父の先を目指した隆景と官兵衛(合田雅吏)。
皆が笑って暮らせる世を目指す秀吉(平野勇樹)。
その実現に尽力する清正(岸本卓也)と正則(章平)。
皆が笑って暮らせる世と仲間という存在を知る三成(植田圭輔)。
夢の続きを見たいと願う吉継。
かつての友と別れ、自分の夢の続きを探す高虎。
そういった、各々の願いや想いを全てひっくるめて四国遠征の戦いに繋がっていきます。
三木城、備中高松城、本能寺、大返し、小牧長久手、四国の戦いなどたくさんの戦をお話に盛り込んでいます。
一つ一つの内容が詰まっているため、私なんかは大返し辺りで脳みそのキャパが一旦ちぎれまして、脳みそが疲れました。
内容は盛り沢山ではありましたが、私には足早という印象はなく、むしろみっちりエピソード盛り込んでくれたことにより、だからこの武将は武器を取ったんだなと武将一人一人の戦う理由と四国の戦いまでの経緯が描かれていたと思います。
普通は、誰か一人の人に焦点を絞ってその人を軸に関係性や話を展開する方が観る人にとってはわかりがいいとは思います。
ですが、この話の最終である四国の戦いは、誰か一人の人を中心にしないと成り立たないような安い戦いではないということです。
ここで戦う一人一人は、その仮に軸にしようとした「誰か」がいなくても四国の戦いに赴いていたでしょう。彼らには彼らなりの戦う理由があったから。
敢えて盛り沢山なエピソードで様々な人間模様を見せていたのはそのためだったのではないかなと思います。
他の人も言っていましたが、わからなかった三成の死亡シーンを2回やったところ。
正則の夢として2回三成の関ヶ原敗戦の死亡シーンがありました。2回目はこれに+吉継の自害シーン。
何故2回も同じシーンをやったんでしょ?
1回目は、人の和や仲間を軽んじた三成の未来を暗示。
この時はまだ人と人との繋がりや仲間というのを実感出来なかった三成が、そのままで行くといずれ和を欠いた報復があると示していたのではないかと思います。
2回目は、人と人との繋がりや仲間という存在を知った三成の先。
無理矢理解釈ですが、+吉継の自害シーンが追加されてるので、関ヶ原敗戦の未来は変わらないけど、三成は色んなものを見てきて変わったが故に吉継のような最期まで自分を信じてくれるような友を持てるようになったということの表れなのかなぁと。
さて、この舞台、情景演出やアンサンブルの使い方が素晴らしいですね。
無双という作品柄、一騎当千の爽快感のために必要な敵のわらわら感。
を、表現したわけではなく、戦の物々しさを表現するためだと思いますが、アンサンブル方のフラッグや布、スカーフ、扇、ダンスを駆使した華やかな舞台がとても印象的でした。
海のシーンでは青の照明や青のフラッグ、そして波を表現するための舞台の端から端まである大きな水色の布。こんな風に海を表現するのはいいなあと。
本能寺では炎、炎、炎。
舞台上の照明の赤と、スカーフや扇、ダンスなどで炎が揺らめいている様を表現しているのは、崩れかけた本能寺を思わせてよいですね。
また、演出の仕方で特に唸らせてくれたのが、隆景VS官兵衛の戦い。
隆景の武器は本と剣。官兵衛は玉。
この2人の戦い。
どー表現すんだこれ。
舞台観る前から官兵衛それでどう戦うんだよと危惧してましたが、そんな心配はなんのその。
向かい合わせに隆景と官兵衛が少し離れた所で舞台セットの台に立ち、その2人の間に剣を持ったアンサンブルの2人がこれまた向かい合わせに立つ。
すると、隆景と官兵衛の戦う動作に合わせて同じ動きをアンサンブルの2人がして、剣を交わらせてるんです。
まるで隆景と官兵衛が剣を交わらせているような表現なのです。
この2人、武器は本と剣と玉だけど、両方剣に置き換えたらこんな風に戦ってるんだというのがわかってこんな表現の仕方で来るなんて思わなくて感服致しました。
すごい、官兵衛ちゃんと戦えてる…!
そうそう、舞台装置ですが、大きい箱をたくさん積んでいるセットでしたが、あの箱の高さ結構高くありませんでした?
女の子だったらロクな助走もつけずに乗るのは難しい気がしました。
なので今回女の子がいなくてよかったなぁと。
でも、あの箱を軽々と、鎧やら武器やら動きにくそうな衣装やらでひらりと乗る武将の皆様方すごい!!!!!ってひたすら感心してました。
衣装とかみんな重いだろうに、殺陣やりながら乗るなんて流石男の子だなと謎の方向に感心してました。
まだまだ語りたいのですが、文章の支離滅裂さに嫌気が差したのでここでお開きにします。
最後に、
戦国無双の舞台、初めて観ましたが本当に見応えたっぷりで楽しかったです。
よい演出とよい演者に恵まれて本当によかったです。
やっぱりいい作品だな、戦国無双!
20歳のゴールデンフェイス
写真映り最悪な、
私の奇跡のアイドル写真。
そう、私、とても写真映り悪いです。
悪すぎて、今まで生きてきた中でほとんど写真というものは撮らず、撮らせず、拒否し、回避しの連続であまりありません。むしろ小中高学校の頃なんて目も当てられないくらいだったので自主的にほとんど捨ててしまいました。
そんな私が、20歳の証明写真だけは上手く撮れたのです。
現実を突き付ける、証明写真で、です。
自分で言うのもなんですが、
20歳に撮った時の証明写真、ものすごくアイドル顔に撮れたんです。
アルバイトの面接に行った時なんかは写真と本人をしげしげ見比べられて、本人?どうやって撮ったの?と言われたくらい。
本人目の前に無遠慮に見比べるのも大概失礼だなと思いますが、自分も納得の感想だったので同調するしかなかったという。
本当に普通に撮っただけなんですけどね。
そんなわけで、嬉しくて無駄に誇らしくて未だにとってあります。
そしてこれを機に、証明写真だけは1つずつ取っておいてあります。
高校、大学の学生証に使った写真と19歳の時、20歳、就活、免許証2枚。
見比べてみると高校大学の時の残念な感じとか目も当てられなくて今でもツラいですが、歴代の証明写真を並べてみるとこれが意外と面白い。
そして圧倒的20歳のアイドル顔が笑える。
どうした、この時の自分、 と思わず突っ込まざるを得ない。
私のピークは20歳だったわけだな! あとは老いるのみよ。 と、よくわからないコメントしか出てこない。
前にそれを何人かに話したら、わかる!私も20歳が一番可愛かった!って言ってたので皆さんも、20歳の時の証明写真が残っていたらちょっと見てみてほしい。
もしかしたらその時が一番可愛かったピークかもしれない。